規範的なもの
ホネット『自由の権利』の「訳者あとがき」では、規範的な意味での普遍性について少し疑問を書いたのだけど、考えてみると、最初からそれほど問題になっていないのかもしれない。(歴史目的論の要素を除くなら)慣習的なものが重視されており、であれば、それは各社会・各文化によって異なるだろうし、したがって、社会的自由(の一部)もまたその実現のあり方は各社会・各文化によって違ってくるだろう。そのどれが正しいということにはならない……のかな?
ホネット『自由の権利』の「訳者あとがき」では、規範的な意味での普遍性について少し疑問を書いたのだけど、考えてみると、最初からそれほど問題になっていないのかもしれない。(歴史目的論の要素を除くなら)慣習的なものが重視されており、であれば、それは各社会・各文化によって異なるだろうし、したがって、社会的自由(の一部)もまたその実現のあり方は各社会・各文化によって違ってくるだろう。そのどれが正しいということにはならない……のかな?
久しぶりに朝ラン。寒かったが走り始めれば大丈夫。ここ2か月以上、いろいろあってほとんど走れていないので、脚力も心肺もかなり落ちている。またゆっくりやっていく。お堀の白鳥はまだ寝ていたが、立ち止まってスマホを向けると一羽が首を上げた。と思ったら、またすぐ寝た。
この間に共同訳で取り組んできたアクセル・ホネット『自由の権利』の邦訳書が、今日、刊行。ようやくゴールにたどり着けた。10年以上もの時間がかかってしまい、反省すべき点が多々あるが、今後に生かし、さらに精進していきたい。出版社のウェブページは自由の権利 | 法政大学出版局。